奇妙な方程式 3Dグラフ
奇妙な方程式を立て、Pythonでそれをプロットしてみます。
3次元のグラフを描くためにMatplotlib
の plt.plot_surface() 関数
を使用します。
1 | import numpy as np |
このコードでは、まず奇妙な方程式 weird_equation(x, y)
を定義しています。
この方程式は sin
、cos
、exp
などの関数を使って作られた複雑な式です。
次に、np.linspace
と np.meshgrid
を使って、$x$ と $y$ の値からなるグリッドデータを生成します。
そして、この$ x $と$ y $の値を weird_equation
に代入して、$z $の値を計算しています。
最後に、Matplotlib
の plt.plot_surface
関数を使って、$X$、$Y$、$Z$ のデータから3次元のサーフェスプロットを描いています。
rstride
と cstride
はグリッドデータの間引き率を指定するパラメータで、値を大きくすると描画が高速になります。
cmap
ではカラーマップを指定しています。view_init
で、プロットの視点を調整しています。
このコードを実行すると、以下のような3Dプロットが表示されるはずです。
[実行結果]
グラフは奇妙な形状をしていますが、これは方程式自体が複雑で変則的なためです。
好みのデザインに合わせて、方程式や表示パラメータを調整することができます。
結果解説
[実行結果]
このグラフを詳しく説明します。
まず、プロットの全体的な形状は、不規則な波打つ曲面になっています。
これは、定義した「奇妙な方程式」の形状を反映したものです。
方程式の中には三角関数の sin
、cos
、そして指数関数 exp
が含まれているため、滑らかではあるものの複雑な形状になっています。
次に、プロットの色分けに注目すると、青系の色から緑、黄色、オレンジ、そして赤へと徐々に変化していることがわかります。
これは、プロットの高さ($z$座標の値)を色で表現しているためです。
青は低い値、赤は高い値を表しています。
具体的には、この色分けは cmap='viridis'
というカラーマップを使って指定されています。
プロットの底面($x-y$平面)は、白とグレーの格子状のパターンになっています。
これは、$x軸$と$y軸$の目盛り線を表しています。
目盛りの範囲は、$x$、$y$ともに$-4$から$4$までの値となっています。
さらに、3次元の効果を高めるため、プロットの視点は view_init(elev=30, azim=-45)
により、上から$30$度、左から$45$度の角度から見る設定になっています。
この視点を変更すると、形状の立体感が変わります。
最後に、それぞれの軸にはラベル$(X、Y、Z)$が付けられており、データの座標を視覚的に把握しやすくなっています。
このように、この3Dプロットには、方程式から得られる曲面の形状、色分けによる高さの表現、目盛りと軸ラベル、そして視点の設定など、様々な情報が盛り込まれています。
適切にパラメータを調整することで、データの可視化がより効果的に行えます。