緯度経度間の距離
地理関連の問題を解決する手法として、緯度経度間の距離を計算し、その結果をグラフ化することができます。
以下はその例です。
1 | from scipy.spatial.distance import cdist |
このコードは、4つの都市(東京、ニューヨーク、ロンドン、シドニー)の緯度経度を使用し、それらの間の距離を計算し、結果をヒートマップとして可視化しています。
各都市間の距離が色で表され、より遠い場所ほど色が濃くなります。
こうした手法を用いて、地理的な位置関係を視覚的に表現することができます。
ソースコード解説
このコードは、PythonのSciPyライブラリを使用して、4つの都市の緯度経度からそれぞれの都市間の距離を計算し、その結果をヒートマップで可視化するものです。
詳細に見ていきましょう。
ライブラリのインポート
1 | from scipy.spatial.distance import cdist |
必要なライブラリをインポートしています。
cdist
: SciPyの距離関数を使用して、配列内の要素間の距離を計算するために使用されます。matplotlib.pyplot
: グラフ描画のためのライブラリです。
都市の緯度経度の定義
1 | cities = { |
4つの都市(東京、ニューヨーク、ロンドン、シドニー)の緯度経度データを辞書形式で定義しています。
緯度経度のnumpy配列への変換
1 | locations = list(cities.values()) |
cities
辞書から値(緯度経度)を取り出し、それをnumpy配列に変換しています。
都市間の距離の計算
1 | distances = cdist(locations, locations) |
cdist
関数を使用して、各都市間の距離を計算しています。
ここではデフォルトでユークリッド距離が使用されています。
結果のグラフ化
1 | plt.imshow(distances, cmap='viridis', interpolation='nearest') |
imshow
関数を使って都市間の距離をヒートマップとして表示しています。colorbar
関数でカラーバーを表示し、xticks
およびyticks
でx軸とy軸の目盛りを設定し、都市名をラベルとして表示しています。
最後にtitle
関数でグラフのタイトルを設定し、show
関数でグラフを表示しています。