最短経路問題
SciPyのscipy.sparse.csgraph.shortest_path
関数を使用して、最短経路問題を解く問題を提案します。
この関数は、重み付きグラフの全てのノード間の最短経路を計算するためのものです。
以下に、グラフの隣接行列を定義し、それを使用して最短経路を計算し、結果をグラフ化するPythonコードを示します。
まず、必要なライブラリをインポートします。
1 | import numpy as np |
次に、グラフの隣接行列を定義します。ここでは、4つのノードを持つ無向グラフを定義します。
1 | # グラフの隣接行列 |
次に、shortest_path
関数を使用して最短経路を計算します。
1 | # 最短経路の計算 |
最後に、最短経路の結果をグラフ化します。ここでは、matplotlib
のimshow
関数を使用して隣接行列をグラフとして表示します。
1 | # 最短経路の結果のグラフ化 |
このコードを実行すると、以下のような最短経路の結果のグラフが表示されます。
結果解説
このグラフは、4つのノードを持つ無向グラフの全てのノード間の最短経路の距離を表す矩陣です。
各セル(i, j)
の値は、ノードi
からノードj
までの最短経路の距離を表しています。
具体的には、このグラフは以下のような無向グラフに基づいています。
1 | 0 --1-- 1 |
このグラフの隣接行列は以下のようになります。
1 | 0 1 2 0 |
この隣接行列をscipy.sparse.csgraph.shortest_path
関数に渡すと、全てのノード間の最短経路の距離を計算することができます。
計算結果は以下のような矩陣となります。
1 | 0 1 2 2 |
この矩陣に基づいて作成されたグラフでは、各セルの色はそのセルの値を表しています。
値が大きいほど、セルの色は濃くなります。
これにより、全てのノード間の最短経路の距離を視覚的に比較することができます。