Google Apps Script - ⑥WebAPIとして公開

GAEで書いたスクリプトをWebAPIとして公開してみます。

WebAPI用のスクリプト作成

メールの未読件数を返すスクリプトを作成します。

ポイントは以下の通りです。

  • 1行目
    GETアクセスがきたらdoGet()関数がコールされます。
  • 3行目
    Gmailの未読件数を取得します。
  • 8行目
    JavaScriptオブジェクトをJSONに変換する関数になります。

[Google Apps Script]

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function doGet(e){
// 未読件数を取得
var cnt = GmailApp.getInboxUnreadCount();
return createJson({count: cnt});
}

// JavaScriptオブジェクトをJSONに変換
function createJson(data){
var json_str = JSON.stringify(data);
var mime_type = ContentService.MimeType.JSON;
var json = ContentService.createTextOutput(json_str).setMimeType(mime_type);
return json;
}

デプロイ

WebAPIとして公開するためには、作成したスクリプトをデプロイする必要があります。

①画面右上の[デプロイ]⇒[新しいデプロイ]を選択します。

②[歯車マーク]⇒[ウェブアプリ]を選択します。

③[説明][次のユーザとして実行][アクセスできるユーザ]を設定し、[デプロイ]ボタンを押します。

今回はテスト用なので、[説明]なし、[次のユーザとして実行]自分(開発ユーザ)、[アクセスできるユーザ]自分のみ としました。

④デプロイが正常に完了するとアクセス用のURLが表示されます。

動作確認

デプロイ時④に表示されたURLをブラウザで表示します。

[実行結果]

json形式でメールの未読件数が表示されました。

サーバを準備することなくこんなに簡単にWebAPIを開発できるのは少し感動します。

ただ無料枠での利用ですと回数制限や突然のサービス停止などのリスクはあると思いますが。。。