前回はWSL上で、Ethereumの起動テストを行いまして失敗しました。
調べたところWSLだとListen設定ができないとのことで、WindowsにVirtualBoxをインストールし、ゲストOSとしてUbuntu20.04を設定し、再度Ethereumの起動テストを行いました。
さらに、これまでWSL上で実行してきた手順オープンソースのブロックチェーンを試す(1)~(3)をやり直しました。
以下はその続きとなります。
ジェネシス・ブロックの準備
まず、Ethereum起動の前準備としてジェネシス・ブロックを用意します。
[ジェネシス・ブロック genblock.json]
1 | { |
環境の初期化
次に下記のコマンドを実行し、環境の初期化を行います。
datadirオプションにはデータを保存するディレクトリを指定します。
initには作成したジェネシス・ブロック(genblock.json)を指定します。
[Ethereum起動コマンド]
1 | geth --datadir ./data init ./genblock.json |
[実行結果]
Ethereumの起動
初期化が完了したら、いよいよEthereumの起動を行います。
下記コマンドを実行します。
なおnetworkidオプションには、genblock.jsonのchainIdで設定した値と同じものを指定します。
[Ethereum起動コマンド]
1 | geth --networkid "1100" --datadir ./data console |
[実行結果]
一部エラーは出ていますが、起動自体はできているようです。
次回は、アカウントの登録とマイニングを行ってみます。