ブロックチェーン - 中央集権型と分散型の違い

従来の中央集権型

従来の中央集権型データベースは、ポイントシステム(Tポイント、楽天ポイントなど)や電子マネー(Suica、Pasmoなど)に利用されています。

中央集権型データベースは、サーバ障害や通信障害によってサービスが停止してしまうと、クライアントから操作できなくなってしまいます。

そのため、障害が発生しても復旧まで短期間で対応できるように事前に障害対策が施されていることが一般的です。

分散型(ブロックチェーン)

ブロックチェーンのデータはP2Pネットワーク、分散型タイム・スタンプ・サーバによって自律的に管理されます。

中央集権型データベースのように管理者がいないことも大きな特徴です。

ブロックチェーンにはサーバが存在しないため、サーバ障害がなく、通信障害が発生したとしても一部のノード(マイナーのコンピュータ)にしか影響することがなく、全体としては動作することが可能です。

常に全体として機能するよう設計されています。

ハードウェア障害、トラフィック量の急増、サイバー攻撃などで通信できなくなることがあっても、ブロックチェーンでは中央管理のデータベースよりも障害に対する高い耐性があるのです。