ブロックチェーンで広がるIoT(7) - 商品の取引や流通の履歴管理

商品の取引や流通履歴を記録

ブロックチェーンを使えば、商品の価値や流通履歴を管理することができます。

次のような用途が例として挙げられます。

  • 土地・家・マンション
  • 自動車・バイク・自転車
  • PC・スマホ
  • 美術品・古書・骨董品
  • レンタカー・レンタサイクルなどのシェアサービス全般

「いつ誰が購入し、どのくらいの期間利用し、どのくらいの期間お店におかれ、次の人にいくらで売れ、その次の人がどのくらい利用した」という情報はとても重要です。

これらの情報がインターネット上でマイニングされて、ブロックチェーンに記録され、誰でもブロックチェーンに含まれる情報を閲覧できるようになると市場全体の活性化につながると考えられます。

盗難品の検出

「最終の所有者が中古販売店で、直前の所有者が別の販売店だった」というように直接取引していない場合は、ブロックチェーンが改ざんされたか、盗品の可能性があります。

ブロックチェーンは分散型台帳なのでデータの検証が簡単で、複数のフル・ノード(ブロックチェーン全体を保持しているノード)に問い合わせて、該当するブロックのハッシュ値が一致しているかどうか確認すれば改ざんされているかどうかを調べることができます。

中古商品の管理

中古商品をブロックチェーンで管理する方法は、ネット・オークションやECサイトの中古販売にも応用が利きます。

また商品を作るメーカーは商品の利用情報の把握ができるようになるので、製造段階からブロックチェーンを使った管理を行う手法が浸透していくかもしれません。