食事プランの最適化
最適化問題の例として食事プランの最適化問題を考えてみます。
この問題では、1週間の食事プランを最適化し、必要な栄養素をバランスよく摂取しながら、予算内で食材を購入することを目的とします。
以下は、PuLPを使用してこの問題を解くためのソースコードです。
[Google Colaboratory]
1 | from pulp import * |
上記のコードでは、変数 chicken、beef、fish はそれぞれ、鶏肉、牛肉、魚介類の購入量を表しています。
prob += 式 不等号 式で制約条件を、prob += 式 で目的関数を設定しています。
制約条件と目的関数の違いは、不等号があるかどうかです。
制約条件は、それぞれ栄養素のバランスを保つための条件です。
例えば、4つ目の制約条件は、タンパク質の摂取量が30グラム以下であることを表しています。
目的関数は、食材の総額を最小化することを目的としています。
最後に、prob.solve() で問題を解き、結果を出力しています。
結果は、各変数(食材)の最適値と、食材の総額です。
このコードを実行すると、以下のような結果が得られます。
[実行結果]
Status: Optimal Optimal Solution: Beef = 1.8833333 Chicken = 0.1 Fish = 0.1 Total Cost of Ingredients = 14.2833331
これは、最適な食事プランが、牛肉1.88ポンド、鶏肉0.1ポンド、魚介類0.1ポンドであることを示しています。
また、このプランの食材の総額は14.28ドルであることがわかります。