NumPy⑦ (切り捨て、切り上げ、四捨五入)

NumPyには、切り捨て、切り上げ、四捨五入を行うメソッドが用意されています。

切り捨て

floor()メソッドを使うと、小数部を切り捨てて、値が小さい方の整数に変換にします。

[Google Colaboratory]

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import numpy as np
x = np.array([-1.8, -1.4, -1.0, -0.6, -0.2, 0., 0.2, 0.6, 1.0, 1.4, 1.8])

np.floor(x) # 切り捨て(値が小さい方の整数にする)

[実行結果]

trunc()メソッドを使うと、単純に小数部を切り捨てます。

[Google Colaboratory]

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np.trunc(x)  # 切り捨て(小数部分を切り捨てる)

[実行結果]

切り上げ

ceil()メソッドを使うと、小数部を切り上げます。

[Google Colaboratory]

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np.ceil(x)   # 切り上げ(大きい方の整数にする)

[実行結果]

四捨五入

round()メソッドを使うと、小数部を四捨五入します。

[Google Colaboratory]

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np.round(x)  # 四捨五入

[実行結果]

around()メソッドを使うと、小数部を四捨五入します。

[Google Colaboratory]

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np.around(x)  # 四捨五入

rint()メソッドを使うと、小数部を四捨五入します。

[実行結果]

[Google Colaboratory]

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np.rint(x)

[実行結果]

0に近い方の整数

fix()メソッドを使うと、0に近い方向の整数に変換します。

[Google Colaboratory]

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np.fix(x)     # 0に近いほうの整数をとる

[実行結果]