AnyTrading は、FXや株式のトレーディングアルゴリズムのための強化学習環境です。
パラメータやFXデータをいろいろと変えて、どこまで成績をあげていけるかを検証していきたいと思います。
今回は、AnyTrading をインストールし、ランダムでのFX売買を行い、その結果を確認してみます。
AnyTradingのインストール
AnyTradingの環境は下記のコマンドでインストールすることができます。
[コマンド]
1 | pip install gym-anytrading |
ランダム実行を行うコード
ランダム実行を行うコードは次の通りです。
1 | import gym |
9行目のgym.makeのパラメータの意味は次の通りです。
- env(Env型)
環境名。 - df(DataFrame型)
独自のデータセット。 - window_size(int型)
直近何フレームの情報を状態として利用するか。 - frame_bound(tuple型)
データセット内の訓練範囲を開始行数と終了行数で指定。 - unit_side(str型)
FXの取引を開始する側(ユーロ/ドルの場合は「left」でユーロ、「right」でドルを指定)。
ランダム実行
上記コードを実行すると次のような結果になります。
[コンソール出力]
1 | info: {'total_reward': -76.1999999999996, 'total_profit': 0.9860980554685419, 'position': 0} |
ランダム実行なので、結果は都度変わりますが今回は、累積報酬(total_reward)が -76 で、純利益(total_profit)が 0.98 となりました。
次回は学習してから、トレードを行うコードを試します。