RPAへの手順の教え方

RPAは人間の目や手の動きを覚えて実行するものですが、どうやってRPAに手順を教えればいいでしょうか。大きく分けて教え方は次の3種類があります。

(1)やって見せるレコーディング機能

RPAを動かしておいて人間がパソコン上で教えたい手順を実行し、その手順をRPAに記録させ再生します。
プログラミングが不要なので最も手軽な方法です。しかし操作手順はいつも同じとは限らず、操作をかえることがよくあります。
記録した手順に判断をする処理を追加するなどしないと、実用に耐える操作手順が完成しないケースが多くあるのが実情です。

(2)フローチャート等で図示する方法

あらかじめ手順の全体像を、判断や分岐を含めて図示するのでレコーディング機能を使うよりは手間がかかります。しかしきちんと手順を教えることができます。
スクリプトの文法を覚える必要がないので比較的簡単ですが、大規模なフローチャートになると画面いっぱいに広がり入りきらなくことがよくあり、印刷する場合や手順を確認する場合に不便な面もあります。

(3)スクリプト等で示す方法

スクリプトで1行ずつ手順を書いていく方法です。
スクリプトの文法を覚える必要があり、書く量が多くなる傾向にあり難易度は高めです。
細かく手順を設定することができるので、プログラミング経験者であればこれが一番おすすめです。