RPAツールはいろいろありますが、基本的に数十万から数百万円かかるものがほとんどでなかなか手が出しにくい現状だと思います。
ただそんな中、唯一完全無料で使えるRPAを見つけることができました。
SikuliXです。
SikuliXはOpenCVを利用したオープンソース・ソフトウェアのGUIオートメーションツールです。
操作対象を画像としてマッチングするため、スクリーン上に表示されているものであればアプリケーションの種類を問わず操作することができます。
開発環境が付属していて画面上の特定の場所をクリックしたり、テキストボックスに文字入力したりといった人間が行う操作を記述することが簡単にできます。
開発環境では画面のキャプチャリングや、どのうように画像がマッチングしているか容易に確認・調整することができとても使い勝手がいいです。
処理はスクリプト(JythonかJRuby)で記述するのでプログラミングの経験は必要となります。
RPAはプログラミング不要で処理が記述できることをメリットとしてうたっていることが多いですが、正直プログラミングができる人にとっては処理をGUIで処理を組み立てていくのはまどろこっしくてはかどらないので、スクリプトで記述できるというのはいい仕様だと感じています。
バージョン1では操作の記録ができませんでしたが、バージョン2からは操作を記録してスクリプトを自動作成することができるようになったようです。
実行するためにはJVM(Java)が必要となります。