arpは、IPアドレスとMACアドレスの結びつきを管理するARPテーブルの表示や更新を行うコマンドです。
(arpは、IPアドレスからイーサネット環境で通信する際に必要なMACアドレスを調べるためのプロトコルです)
イーサネットに接続した機器が通信を開始するとき、データを渡す相手のMACアドレスを知るためにネットワーク上のすべての機器に対して問い合わせを行い、該当する機器がMACアドレスを応答します。
このとき、応答のあったIPアドレスとMACアドレスの対応を一時的に保存するのがARPテーブルになります。
ARPテーブル表示
ARPテーブルを表示するには、下記コマンドを実行します。
[コンソール]
1 | arp -a |
実行例は以下の通りです。
[実行結果(例)]
1 | インターフェイス: 192.168.42.172 --- 0xd |
IPアドレスが「インターネット アドレス」、MACアドレスが「物理アドレス」と表示されます。
ARPテーブル更新
ネットワーク上の機器を入れ替えた直後は、ARPテーブルに古い機器のMACアドレスが記録されたままとなっています。
ARPテーブルの内容をいったんクリアしたい場合は、下記コマンドを実行します。
[コンソール]
1 | arp -d |
このコマンドは管理者権限のあるコンソールで実行する必要がありますのでご注意ください。
新しく接続した機器に接続できない場合は、おまじないとしてこのコマンドを実行するようにするといいかもしれません😀