前回は、Ethereumに参加するためのクライアントgethをインストールしました。
今回は、genesisブロックの作成とgethの起動を行います。
genesisブロックの作成
まずはプライベートネット用のデータディレクトリを作成します。
[コマンド]
1 | mkdir ~/eth_net/ |
次に、作成したディレクトリの中に1番最初のブロックであるGenesisブロック(genesis.json)を作成します。
[genesis.json]
1 | { |
初期化処理
ブロックチェーンの初期化処理を行います。
–datadirにデータ用のディレクトリを指定し、initにgenesisファイルを指定します。
[コマンド]
1 | geth --datadir "~/eth_net" init ~/eth_net/genesis.json |
[結果]
1 | (途中略) |
最後にSuccessfully wrote genesis stateというログが表示されていれば、初期化処理は正常終了しています。
gethの起動
下記のコマンドを実行し、gethを起動します。
[コマンド]
1 | geth --networkid "10" --nodiscover --datadir "~/eth_net" --rpc --rpcaddr "localhost" --rpcport "8545" --rpccorsdomain "*" --rpcapi "eth,net,web3,personal" console 2>> ~/eth_net/geth_err.log |
[結果]
1 | Welcome to the Geth JavaScript console! |
上記のように表示されていれば問題なくgethが起動しています。
次回はアカウントの作成を行います。