コーディングをしていると対象の文字列かどうかを判定する必要がある場合があります。
複雑な判定を行うときは正規表現で判定することになると思いますが、数字かどうか、アルファベットかどうかなど単純な文字列判定であれば標準で用意されている関数で十分です。
Python標準で用意されている文字種判定の関数を一覧にまとめてみました。
メソッド | 内容 |
---|---|
.isalnum() | 文字列が全て英数文字かどうかを判定。 ! や ? などの記号や空白文字が含まれている場合はFalse。 数字が含まれていてもTrue。 空文字はFalse。 |
.isalpha() | 文字列が全て英文字かどうかを判定。 ! や ? などの記号や空白文字が含まれている場合はFalse。 数字がふくまれていたらFalse。 空文字はFalse。 |
.isdigit() | 文字列が全て数字かどうかを判定。 全角にも対応。 0から9までの数字のみTrue。 + - (プラスマイナス)はFalse。 |
.isnumeric() | 文字列が全て数字かどうかを判定。 全角にも対応。 0から9までの数字とアラビア数字もTrue。 + - (プラスマイナス)はFalse。 |
.islower() | 文字列が全て小文字かどうかを判定。 |
.isupper() | 文字列が全て大文字かどうかを判定。 |
.istitle() | 文字列がタイトルケース(単語の先頭が大文字)かどうかを判定。 |
.isspace() | 文字列が全て空白文字、タブ文字、改行文字のいずれかどうかを判定。 |
.isidentifier() | 文字列が変数として使用できるかどうかを判定。 (先頭がアルファベットまたは"_"で始まり、それ以降がアルファベット、数字、"_"のいずれかで埋まっていること) |
.isprintable() | 文字列が全て表示可能な文字かどうかを判定。 空白文字はTrue。 タブ文字や改行文字が含まれていればFalse。 |