データ保存用のメディア寿命

レコードや磁気テープ(VHSやカセットテープなど)をデジタル化するとパソコンやスマホなどで管理・鑑賞ができてとても便利になります。

ただ各メディアには経年劣化による寿命があるのでそれを踏まえてデータをどのメディアに保存するかを考えておくことは大変重要です。

メディアの寿命は使用方法や保管方法によって大きく変わりますが、それぞれ目安となる寿命期間を下記の表にまとめましたので参考になれば幸いです。

(1)アナログメディアの寿命一覧

メディア 寿命 メモ
約50年 酸性紙の場合カビや虫害に弱い。
ある程度の湿度(40度~60度)があるほうが長持ちする。
音楽レコード 約50年 未使用であれば50年以上の耐久年数あり。
ただ、再生時の針やホコリ・静電気によるダメージで摩耗する。
磁気テープ(VHS/
カセットテープ)
約30年 常温での耐用年数は30年程度。
カビの発生を抑えるため、多湿環境は避けたほうがよい。

(2)デジタルメディアの寿命一覧

メディア 寿命 メモ
光学メディア
(DVD/Blu-Ray)
約10年 紫外線が大敵。
データ面を上にして保存するのは絶対に避けるべき。
フラッシュメモリ
(USBメモリやSSD)
約5年 データの書き換え回数に制限があり、多用すると
寿命が短くなる。
ハードディスク 約3年 一般的なモデルで耐久年数3年だが、安価なモデルだと
1年以内のケースもある。基本的に長期保存には向かない。

デジタルメディアとしては光学メディア(DVDやBlu-Ray)の寿命が長いのでデジタルデータの長期保存に適していると言えます。

ただ10年以上の保管は保障できないため、一度保存したデータでも10年を目安に再度バックアップしたほうがよいでしょう。

また、超長期保存が可能な光学メディアもありますのでそれらを利用することも検討した方がよいかもしれません。

下記の製品は数百年の超長寿命製品でありオススメです。
やや高額ですが、何度もバックアップすることを考えたらお得感はあるかと思います。