SciPy
SciPyは科学計算やエンジニアリングの分野で広く利用されているPythonライブラリで、便利な機能が多数揃っています。
ここでは、SciPyの便利な使い方をいくつか紹介します。
1. 数値積分
SciPyのintegrate
モジュールを使って数値積分を行うことができます。
以下は、関数の定積分を計算する例です。
1 | import scipy.integrate as integrate |
[実行結果]
積分の結果: 0.33333333333333337
2. 最適化
SciPyのoptimize
モジュールを使って関数の最小化や方程式の解を求めることができます。
関数の最小化
1 | import numpy as np |
[実行結果]
最適化の結果: [-1.30644012]
方程式の解を求める
1 | # 定義する方程式 |
[実行結果]
方程式の解: [1.41421356]
3. 線形代数
SciPyのlinalg
モジュールを使って行列演算を行うことができます。
1 | import scipy.linalg as linalg |
[実行結果]
方程式の解: [0. 0.5] 逆行列: [[ 0.4 -0.2] [-0.1 0.3]]
4. 信号処理
SciPyのsignal
モジュールを使ってフィルタリングや周波数解析を行うことができます。
信号のフィルタリング
1 | from scipy.signal import butter, filtfilt |
[実行結果]
フィルタリング後の信号: [ 0.97688963 2.12759398 3.32584065 4.55768608 5.73180471 6.68699207 7.23854322 7.25256462 6.72119364 5.80208259 4.79233683 4.03518382 3.79495244 4.15630622 4.99146245 6.00594272 6.84255021 7.20634692 6.96867975 6.2130705 5.20271618 4.28015452 3.74274467 3.74971619 4.29610177 5.25159104 6.43442239 7.6839036 8.90514189 10.07593652]
5. 統計
SciPyのstats
モジュールを使って統計解析を行うことができます。
基本的な統計量の計算
1 | from scipy import stats |
[実行結果]
平均: 5.5 標準偏差: 2.8722813232690143 正規分布のパラメータ: (5.5, 2.8722813232690143)
6. 補間
SciPyのinterpolate
モジュールを使って補間を行うことができます。
1 | from scipy.interpolate import interp1d |
[実行結果]
これらはSciPyの便利な使い方のほんの一部です。
SciPyは多機能で多岐にわたる分野で使用できるため、目的に応じて必要なモジュールや関数を活用してみてください。