ループ検出(NetworkX)

ループ検出

ループ検出の例題として、以下のような有向グラフを考えてみましょう。

A -> B -> C -> D -> E

このグラフにはループが含まれていません。

しかし、次のようなグラフを考えてみましょう。

A -> B -> C -> D -> E -> A

このグラフには、ノードAからノードEに至るループが含まれています。

このグラフでループを検出するには、NetworkXのsimple_cycles関数を使用することができます。

以下は、コード例です。

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import networkx as nx

# グラフを作成する
G = nx.DiGraph()
nodes = "ABCDE"
for i in range(len(nodes)):
G.add_node(nodes[i])
if i < len(nodes) - 1:
G.add_edge(nodes[i], nodes[i+1])
G.add_edge(nodes[-1], nodes[0])

# ループを検出する
loops = list(nx.simple_cycles(G))
if len(loops) > 0:
print("ループを検出しました:")
print(loops)
else:
print("ループは検出されませんでした。")

出力結果は以下のようになります。

[実行結果]
ループを検出しました:
[['D', 'E', 'A', 'B', 'C']]

このように、simple_cycles関数を使用することで、グラフ上のループを検出することができます。