NumPy⑭ (行列の要素にアクセス)

行列の要素にアクセス

NumPy行列要素へのアクセスには、リストと同じようにブラケット演算子を使って次のように指定します。

 [行開始インデックス : 行終了インデックス, 列開始インデックス : 列終了インデックス]

開始インデックスは 0 から始まります。

終了インデックスは、指定したインデックスの直前までが参照されるので注意が必要です。

まずは 3×3の行列を定義しデータ型を確認します。

[Google Colaboratory]

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7
# 行列の要素へのアクセス
import numpy as np
mtx = np.array([[1, 2, 3], # 3×3の行列を作成
[4, 5, 6], # dtypeを指定しない場合は
[7, 8, 9]] # 要素の値に対応した型になる
)
mtx.dtype # データの型を確認

[実行結果]

次に、行列の1行目の全ての要素を表示します。(3つの指定方法があります)

[Google Colaboratory]

1
mtx[0]          # 1行目のすべての要素

[実行結果]

[Google Colaboratory]

1
mtx[0,]         # 1行目のすべての要素

[実行結果]

[Google Colaboratory]

1
mtx[0, :]       # 1行目のすべての要素

[実行結果]

行列の1列目の全ての要素を表示します。

[Google Colaboratory]

1
mtx[:, 0]       # 1列目のすべての要素

[実行結果]

2行、2列の要素を表示します。

[Google Colaboratory]

1
mtx[1, 1]       # 2行、2列の要素

[実行結果]

1行目から2行目、1列目から2列目を部分抽出します。

[Google Colaboratory]

1
mtx[0:2, 0:2]   # 1行~2行、1列~2列の部分行列を抽出

[実行結果]

いろいろなパターンで行列の要素にアクセスすることができました。