Plotly Express⑪(箱ひげ図)

今回は箱ひげ図を表示します。

データの読み込み

まずはデータを読み込みます。

準備するデータはtipsデータセット(レストランの支払金額とチップの金額)です。

[Google Colaboratory]

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import plotly.express as px

tips = px.data.tips()
tips.head()

箱ひげ図

箱ひげ図を表示するためにはbox関数を使います。

引数のxyには、表示するデータの列名を指定します。

[Google Colaboratory]

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px.box(tips,            # データセット
x="time", # X軸に表示するデータ
y="total_bill" # Y軸に表示するデータ
).show()

[実行結果]

time列(Dinner/Lunch)で分類し、total_bill列(支払金額)をY軸とした箱ひげ図を表示することができました。


box関数引数notchedにTrueを渡すと、中央値の95%信頼区間がノッチ(切り込み)で表現することができます。

また引数pointsに”all”を渡すと、外れ値を含むすべての値を点で描画します。

ホバーツールにはday列を表示してみます。

[Google Colaboratory]

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px.box(tips,                            # データセット
x="time", # X軸に表示するデータ
y="total_bill", # Y軸に表示するデータ
color="smoker", # smoker列で色分け
notched=True, # ノッチを入れる
points="all", # すべての要素を点で描画
title="Box plot of total bill",
hover_data=["day"] # ホバーツールにday列の値を表示
).show()

[実行結果]

time列(Dinner/Lunch)に加えsmoker列で箱ひげ図が分類されて描画されました。

また各箱ひげ図の左となりに、個々のデータが点で表示されており直感的にデータの散らばり具合を確認することができるようになりました。